【魂に響くデザイン経営でビジネスを強くする 実践型伴走支援プログラム】第1回全体セッションを開催しました

2024年9月6日(金)、那覇市のOkinawa Innovation Labにて、2024年度の沖縄デザイン経営 実践型伴走支援プログラム「魂に響くデザイン経営でビジネスを強くする」がスタートしました。

「デザイン経営」は、予測不可能な時代において、人が求めるものを理解し、人に寄り添いながら新しい商品・サービスをつくり出し、経営者自身のアイデンティティに基づいて、目指すべき姿へ進む経営手法です。さらにデザイン経営の実践は、経営者自身が魂と目指すべき姿を語り、デザイン視点でビジネスをデザインし、組織を変化させていく挑戦です。

昨年度に引き続き、今年度も「思いを軸に、顧客や従業員、取引先、そして地域に愛される企業をつくる」ことを目指す県内の中小企業の経営者を対象に、支援機関・金融機関の関係者とクリエイター、デザイン経営の専門家がチームとなり、自社にしか生み出せない価値を「経営計画・事業計画」に反映し、高付加価値企業に向けて経営基盤を強化するために、一社ずつ伴走支援を行い、デザイン経営の実践をサポートします。

今年度エントリーいただいたのは、東村で新規立ち上げ予定の農業法人様、那覇市で10月に法人化予定のTSUBOYA BASE株式会社様、そして、糸満市の株式会社 ハーバーゾーン日本様の3社です。

当日は、3社のご紹介、支援者の紹介に続き、関西にてアイデンティティ型デザイン経営を推進されている株式会社SASIの近藤清人社長に、デザイン経営に関する講演と支援実績について講演をしていただきました。

続いては、休憩をはさんで3チームに分かれて、個別セッションを実施。まずは、Phase1の「アイデンティティの抽出」から。金融機関の方がチームリーダーとなり、各社の代表の心の深奥に迫っていきます。

1時間30分に及んだ個別セッションを終え、経営者からは「考える機会が得られた」「自分の想いを伝えること、再認識することができた」という意見が出ました。

一方、支援チームからは「普段の業務では聞けない事業者の話を聞くことができ、参考になった」「普段聞けない視点から企業様にヒアリングできた」と、双方新たな学びにつながっています。

今後、各チームで6回のセッションを重ねていきます。今年度も、各セッションでそれぞれの経営者の思いがけないアイデンティティに出合える場となることを楽しみに、プログラムを進行していきます。